118.神岡鉄道KM-101(おくひだ1号)
来年12月で廃止が予定されている神岡鉄道のKM-101(おくひだ1号)です。
新潟鉄工1984年製、最大長18,500mmの両運車です。機関出力169kW(230PS)、最高速度95km/hで、完全な新製車ではなく、台枠・変速機・ブレーキ装置などは国鉄キハ20 348のものが再用されています。また、台車(DT22A/TR51A)も再用品です。定員110名、ワンマン運転対応で、冷房装置ならびに便所はありません。客室内さろんコーナーの囲炉裏は有名ですが、これはダミーで、実際の暖房は分散式の温水暖房器によります。なお、1985年にはビデオ・カラオケ装置を搭載しました。
(撮影:2000/04/13 猪谷)
<参考資料>
- 神岡鉄道おくひだ号完成 奥田静平 (鉄道ファン1984年11月号)
- 私鉄車両のうごき(昭和59年4月1日~9月30日) 東京工業大学鉄道研究部 (鉄道ジャーナル1985年3月号)
- ローカル私鉄車輌20年〈第3セクター・貨物専業編〉 寺田裕一 2002年 JTB
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